気候

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  • 2020.11.06
  • 2021.02.05

ラトソルはなぜ赤いか・蟻塚との関係は

ラトソルとは、ラテン語で「レンガの土」を意味します。受験地理では、色が赤色であることで有名ですね。土壌の中では最初に学習するのがラトソルでしょうから、ここをしっかりと学んでおけば、その後の他の土壌の学習にも生かされます。ラトソルは「ラトゾル」とも表記されますが、本記事ではラトソルで統一します。  ラトソルの作られ方   ラトソルは、熱帯地方に見られる成帯土壌です。(成帯土壌の説明については別記事が […]

  • 2020.10.31
  • 2021.01.16

成帯土壌と間帯土壌の違いについて解説します

地理で登場する土=土壌が、成帯土壌なのか間帯土壌なのか、そもそも成帯土壌とか間帯土壌ってナニ? こういった疑問を地理の初学者はもつことでしょう。本記事では、具体的な土壌の紹介も交えながら、これらの疑問に答えます。  そもそも土壌とは何か     そもそも土壌とは何でしょうか。岩石を粉々に砕いて砂にしてしまえば、それを土壌と言えるのでしょうか。このような砂も、実際に我々が乾いた地面で見る砂も、見た目 […]

  • 2020.10.25
  • 2021.01.05

【Cfb】西岸海洋性気候の特徴・ブナ気候とは

西岸海洋性気候は、地中海性気候と並んでケッペンの気候区分を代表する気候区です。とくに、「Q:西岸海洋性気候区(ヨーロッパ)が緯度の割に温暖な理由を述べよ」という出題は高校入試の頻出問題です。本記事では、西岸海洋性気候の特徴、なぜ西岸なのか、なぜ海洋性なのか、こういった疑問に答えます。  西岸海洋性気候(Cfb)の特徴   ケッペンが西岸海洋性気候に付けた記号はCfbです。Cは温帯、つまり「熱すぎず […]

  • 2020.09.27
  • 2021.01.26

レス(風積土)の形成には砂漠と氷河が関係します

風で運ばれて堆積した砂が土壌化したものをレスと呼びます。風積土と言ってもよいでしょう。本記事では、レスが作られる原因、そしてレスが肥沃な理由を学びます。しかし同じようにレス(風積土)といっても、場所によって意味合いが違ってきますので、地域に分けて説明をしていきます。  レスとは   レスは風積土とも言われるように、風で飛ばされて堆積した砂が土壌化したものです。では、風で飛ばされる砂とはどのようなも […]

  • 2020.03.12
  • 2020.09.27

【Cw】温暖冬季少雨気候(温帯夏雨気候)は植生と東アジアでの分布をおさえましょう

ケッペンの気候区分の中でも扱いの小さい気候区である温暖冬季少雨気候。気候区の名称すら何パターンかあり、学生にとっては記憶に残りにくい気候区でしょう。Cw気候区はどの大陸にも分布しますが、意識しなければいけないのは東アジア(中国・韓国)における分布でしょう。 温暖冬季少雨(温帯夏雨)気候(Cw)の特徴   ケッペンが温暖冬季少雨(温帯夏雨)気候に付けた記号はCwです。Cは温帯、つまり「熱すぎず寒すぎ […]

  • 2020.03.04
  • 2022.11.15

【Cs】地中海性気候の分布は受験頻出。必ず覚えましょう

ケッペンの気候区分の中で最も大切な気候区はどれかと聞かれたら、この地中海性気候だと答えます。夏季少雨という、地球では珍しい気候区がなぜ生まれるかを理解できれば、他の気候区のことも理解できるからです。また、地中海周辺(南欧~北アフリカ)以外に地中海性気候が分布する場所については、受験・試験で頻出のテーマです。必ず大陸ごとにおさえておきたいところです。   地中海性気候(Cs)の特徴  ケッ […]

  • 2020.02.08
  • 2020.09.27

【BS】ステップ気候の特徴、植生、土壌

 ステップ気候は乾燥帯ですが、その肥沃な土壌のために「世界の穀倉地帯」と呼ばれるほどの食糧生産地帯となっています。受験地理の頻出単語でトップ級ともいえる、チェルノーゼムが分布するのもステップ気候です。本記事では、乾燥限界の求め方から雨温図の読み取り型まで、ステップ気候についてまとめています。  ステップ気候(BS)の特徴  ケッペンがステップ気候に付けた記号はBSです。Bは乾燥帯、つまり「乾燥によ […]

  • 2020.01.30
  • 2020.12.06

【BW】砂漠気候の特徴 乾燥限界の計算の仕方

ケッペンの気候区分で乾燥気候(B)になるには、乾燥限界の計算式を使う必要があります。本記事では、乾燥限界の計算の仕方を分かりやすく紹介していきます。そして砂漠気候(BW)の特徴を紹介します。  砂漠気候(BW)の特徴  ケッペンが砂漠気候に付けた記号はBWです。Bは乾燥帯、つまり「乾燥による無樹木気候」で、WはWüsteすなわちドイツ語で「砂漠」という意味です。 「乾燥による無樹木気候」になるかど […]

  • 2020.01.24
  • 2021.02.05

【Aw】サバナ気候の植生とか土壌とか生活とか

サバナ気候は、ケッペンの気候区分の中で、地中海性気候と並んで特に重要視される気候です。夏と冬で気象の変わる理由を理解することが求められます。また、サバナ気候の雨温図は特徴的でテストにも頻出ですので見慣れておきたいところです。 サバナ気候(Aw)の特徴  ケッペンがサバナ気候に付けた記号はAwです。Aは熱帯、つまり「年中高温」で、wはすなわち「冬に雨が少ない」ということです。雨季と乾季がはっきりと分 […]

  • 2020.01.20
  • 2020.09.27

【Am】熱帯モンスーン気候(弱い乾季のある熱帯雨林気候)の植生とか土壌とか生活とか

ケッペンの気候区分の中では比較的マイナーなAm気候ですが、分布が限られているためか、どこに分布するかを問われることがあります。大枠はAf気候と似た特徴を有していますので、分布の違いを明確にしておきましょう。 熱帯モンスーン気候(Am)の特徴  ケッペンが熱帯モンスーン気候(弱い乾季のある熱帯雨林)に付けた記号はAmです。Aは熱帯、つまり「年中高温」で、mは「中間(mittel)」という意味です。こ […]