- 2021.01.16
テラロッサの色はなぜ赤いのか・なぜ肥沃でないのか
テラロッサは石灰岩からできた間帯土壌です。しかし似たような名前のテラローシャという土壌があり、受験生泣かせな用語となっています。本記事では、テラロッサが赤色になる理由や肥沃にならない理由、そしてテラローシャと混同しない覚え方について解説します。 テラロッサは間帯土壌 テラロッサは、気候の影響よりも、母岩となる岩石の影響を強く受けた土壌です。このような土壌を間帯土壌といいます。 では、その母岩とな […]
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テラロッサは石灰岩からできた間帯土壌です。しかし似たような名前のテラローシャという土壌があり、受験生泣かせな用語となっています。本記事では、テラロッサが赤色になる理由や肥沃にならない理由、そしてテラローシャと混同しない覚え方について解説します。 テラロッサは間帯土壌 テラロッサは、気候の影響よりも、母岩となる岩石の影響を強く受けた土壌です。このような土壌を間帯土壌といいます。 では、その母岩とな […]
テラローシャは玄武岩が風化してできた間帯土壌です。しかし似たような名前のテラロッサという土壌があり、受験生泣かせな用語となっています。本記事では、テラローシャが紫色という特異な色となった理由や、テラロッサと混同しない覚え方について解説します。 テラローシャは間帯土壌 テラローシャは、気候の影響よりも、母岩となる岩石の影響を強く受けた土壌です。このような土壌を間帯土壌といいます。 では、その母岩 […]
間帯土壌の代表例ともいえるレグール土。ついつい試験対策で「レグール土! 綿花!デカン高原! 黒!」と呪文のような暗記になってしまうのですが、それでは「何故?」に答えることができませんので、本記事ではそういった「何故?」に答えていきます。 レグール土は間帯土壌 レグール土は、気候の影響よりも、母岩となる岩石の影響を強く受けた土壌です。このような土壌を間帯土壌といいます。 では、その母岩 […]
「高校地理といえばケッペンの気候区分」と言っても大げさではないくらい、この単元は重要で存在感があります。また、この単元を理解すれば、土壌、植生、農業、文化などの理解につながります。本記事では、ケッペンの気候区分を判別する手順を解説します。 ケッペンの気候区分とは ケッペンはロシア生まれのドイツ人気候学者です。19世紀の終わりから20世紀の初頭にかけて、世界の気候をシンプルに区分するという業績を残 […]
温暖湿潤気候は日本の主な気候です。四季の変化が明瞭な気候とよく言われます。本記事では、そのような気候が生まれる背景や、温暖湿潤気候の植生・土壌などを学習します。 温暖湿潤気候(Cfa)の特徴 ケッペンが温暖湿潤気候に付けた記号はCfaです。Cは温帯、つまり「熱すぎず寒すぎず」ということ。fは「feucht(湿った)」すなわち「一年中雨が降る」ということ。受験のためだけの勉強なら、full s […]
氷雪気候(EF)は、ケッペンの気候区分の最後に登場するオマケのような気候区です。覚えることも少なく、サラっと通り過ぎる単元ですが、地理を学べば将来は南極で生活する可能性もあります。何が生徒の人生を変えるか分からないので、小さな単元であっても手を抜けませんね。本記事では、ケッペン最後の気候区を学びます。 氷雪気候(EF)の特徴 ケッペンが氷雪気候に付けた記号はEFです。Eは寒帯、つまり「木が生 […]
気候学習の終盤に登場するツンドラ気候は、試験等での出題頻度もそれほど高くはありません。しかしながら、雨温図の判別では正確に数値を押さえておく必要がありますし、分布域も正しく把握しておく必要があるでしょう。本記事では、ツンドラ気候の植生、土壌、雨温図の判別法などを解説します。 ツンドラ気候(ET)の特徴 ケッペンがツンドラ気候に付けた記号はETです。Eは寒帯、つまり「木が生えないほど寒い」とい […]
亜寒帯冬季少雨気候区(Dw)は、ケッペンの気候区分の中では、シベリア東部から極東ロシア一帯にしか分布しない局所的な気候区分です。本記事では、そのような局所的な気候がなぜ生まれたのかを見ていきます。 亜寒帯冬季少雨気候(Dw)の特徴 ケッペンが亜寒帯冬季少雨気候に付けた記号はDwです。Dは亜寒帯、つまり「寒帯に次ぐ寒さ」ということ。wはwinter trocken、これはドイツ語で「冬に乾 […]
ケッペンの気候区分の中では比較的地味なDf気候ですが、植生(タイガ)や土壌(ポドゾル)などネタは豊富です。本記事では、亜寒帯湿潤気候の特徴だけでなく、亜寒帯・冷帯という呼び方の違い、南半球に亜寒帯が分布しない理由などについても説明しています。 亜寒帯湿潤気候(Df)の特徴 ケッペンが亜寒帯湿潤気候に付けた記号はDfです。Dは亜寒帯、つまり「寒帯に次ぐ寒さ」ということ。fは「feucht(湿 […]
高校地理に登場する土壌の代表例にポドゾルが有ります。受験地理では、「色は白で、肥沃ではない」と、これだけ覚えれば済むわけですが、授業者としては理由が説明できなければ生徒も納得しないでしょう。本記事では、ポドゾルが白くなる理由、そしてポドゾルの名前の意味について説明していきます。 ポドゾルの名称について ポドゾルとはロシア語で、直訳すると「灰の下」という意味になります。日本語の多くの書物は、ポ […]