【馬】高校地理での馬の扱い。南船北馬とは

【馬】高校地理での馬の扱い。南船北馬とは

馬は様々な形で人類に愛されてきた家畜です。人と馬の間にうまれる感情的な絆を題材とした芸術作品も多く存在します。ここがや豚といった他の家畜との違いです。馬肉は食用としても利用されます。

馬の概要

乳、肉、皮革も利用されますが、主に乗用、荷役、農耕用として利用されてきました。
馬の原産地は北米大陸とされていますが、北米の野生種は絶滅しています。現在世界で普及している馬は旧大陸から広がったもので、ヨーロッパ人の入植とともに新大陸にもたらされました。
馬を知らない人はいないと思いますので、馬の写真を読み取るような出題はされないでしょう。しかし、モンゴルの遊牧の様子(この場合、テントが同時に写っているでしょう)や、馬に乗って牛を追うアルゼンチンのガウチョ(服装から南米的だなと判断できます)の写真が出題されることはありえます。

 

馬に関する統計

馬の頭数(2016年、千頭)『世界国勢図会』より
1位 アメリカ合衆国 10,526
2位 メキシコ     6,378
3位 中国       5,908
4位 ブラジル     5,578
5位 モンゴル     3,635

関連用語 

   ラバ ⇒ ロバと馬の交雑種。両方の利点を受け継ぐが、繁殖能力がない。
   南船北馬 ⇒ 中国における交通手段が、伝統的に華北は馬、華中は船であることを表現した四文字熟語で、「絶えず旅をしている」状態をさす。この場合、南北の境界線は「チンリン・ホワイ川線」となり、年間降水量1,000㎜の線にほぼ一致する。
   曲り屋(まがりや) ⇒ L字型をした日本の伝統的な家屋。四角い母屋に厩が一体化してL字型となった。岩手県のものが有名である。

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